【2・3歳】保育園では着替えるのに家では「やって」…甘やかし?元保育士の答え

着替えより遊びに夢中の男の子と困り顔で見守るママのイラスト 対処法あれこれ

「お着替えするよ!」

朝の忙しい時間。

着替えを目の前に置いたまま、座り込んでお気に入りのおもちゃで遊ぶ我が子。

保育園では自分でお着替えできてるって先生から聞いてるのに。

なぜか家では全然自分でしようとしません。

しまいには

「ママ、やって~!」

「できないの!」

ここで「自分でやりなさい」と突き放すのはかわいそうだし、きっと癇癪を起こす。

かといって手伝ってあげたら「甘やかしになるのでは?」と考えてしまって手が止まる。

どっちが正解なんだろう…と、毎朝モヤモヤしていませんか。

先に結論をお伝えすると、「ママやって」に応えるのは甘やかしではありません。

それだけで自立が遅れることはほとんどないでしょう。

わたしも保育士をしていた頃、同じ相談を保護者の方から何度も受けました。

そして今、3歳の我が子を育てながら、「相談する側」の気持ちを毎朝味わっています。

この記事では、園ではできるのに家では「やって」になる理由と、元保育士のわたしが家で実際にやっている関わり方をお話しします。

この記事がおすすめな人☟

  • 保育園では自分で着替えられるのに、家では「ママやって」ばかりで戸惑っている
  • 手伝ってあげたいけど「甘やかしかも」と不安になる
  • 「自分でやって!」と突き放してしまい、後から罪悪感でいっぱいになる
  • 忙しい朝、どこまで付き合えばいいのか分からない

この記事を読んで少しでも毎朝の葛藤が和らいでくれたら嬉しいです☺

結論|「ママやって」に応えるのは甘やかしじゃありません

「甘やかしていたら、いつまでも自分でできない子になるんじゃ…」

そう心配になりますよね。

でも、安心してください。

2〜3歳の子が家で「やって」と甘えるのは、ママとの関係が安心できるものだからこそ出てくる姿です。

子どもは毎日保育園で一日がんばっています。

自分で着替えて、自分で食べて、お友達と譲り合って。

2〜3歳なりに、外の世界で精いっぱい「がんばるモード」で過ごしています。

自身の仕事に置き換えてみてください。

  • 毎朝保育園に着くのは何時ですか?
  • お迎えに行くのは何時ですか?
  • 週何日保育園に行っていますか?

わたし自身に置き換えてみると、毎朝7時50分に職場に行き、夕方17時半に職場を出る。

それを毎週5日〜6日。

どうですか?大人でもへとへとになってきませんか?😰

子どももきっと同じです。

保育園という外の世界でがんばった分、家に帰ったら力を抜きたい。

大好きなママに甘えて、心のエネルギーを充電したい。

「ママやって」は、そのサインであることが多いです。

だから、手伝うことは甘やかしではありません。

むしろ「甘えたい気持ちを受け止めてもらえた」という安心感が、次の「自分でやってみよう」の土台になっていきます。

甘えさせるとワガママになる、という心配はいったん頭の片隅に置いておきましょう。

まずは「うちの子、保育園でがんばってるんだな」と想像を膨らませてみてください。

もしかしたら毎朝の「ママやって~」も、少しだけ受け取り方が変わるかもしれません。

なぜ?保育園では着替えるのに家では「やって」になる理由【元保育士が解説】

「園でできるなら、家でもできるはず」

そう思いますよね。

わたしも親になってから、この考えが何度も頭をよぎりました。

でも実は、園と家では環境がまったく違うんです。

元保育士の目線で、3つに分けてお話ししますね。

園は”自分で着替えられる環境”が整っている

保育園の環境はいろんなことが重なって子どもが着替えに向かいやすいようになっています。

まずは大きな違いは時間

大前提として保育園は集団生活。

そして子どもたちは一人一人個性があって、みんな一斉に何かを終わらせるなんてことはできません。

なので、ある程度時間に余裕を持たせて日々の生活の段取りが組まれています。

そして、大人の数

保育士が複数いることがほとんどで、保育士同士で役割分担をしています。

わたしがいた園でも、子どもを見る保育士と準備で動く保育士は分かれていました。

給食だって、作って盛り付けるところまでは給食の先生がやってくれます。

だから保育士は着替えに時間がかかる子に個別で対応したり、一人の先生で対処できなければ別の先生が交代して対応したりします。

対応する人が変わると、案外すんなり進むのはあるあるです☝

さらに大きいのが、お友達の力

周りのみんなが着替えている。

その姿を見て「自分も」とやる気になります。

上手くできない子に、月齢の大きいお友達が手を貸してくれる場面もありました。

時間の余裕、大人の数、お友達の存在。

この3つがそろっている園と、ママひとりで朝の全部を回している家。

同じようにできなくて、当然だと思います。

園でできるのは「園だからできる」。

家でやらないのは、ママのせいじゃないってことです。

家は”安心できる場所”だから、甘えが出る

もうひとつ、大切な理由があります。

子どもにとって家は、自分をさらけ出していい場所だということ。

園では「がんばるモード」の子どもたち。

先生やお友達の前では、やっぱりちょっとがんばっているものです。

その緊張が、家に帰った瞬間にゆるむ。

「ここでは甘えていい」「ありのままでいい」と分かっているからこそ、「やって〜」が出てくるんだと思います。

つまり、家で甘えが出るのは親子の信頼関係が育っている証拠🌱

外ではがんばっているけど、家ではママにめいっぱい甘えている子。

保育士時代、そういった子をたくさん見てきました。

なので「うちの子だけ?」と心配にならなくても大丈夫ですよ◎

クラス替えなど、環境の変化で「急に甘える」ことも

「今までは自分で着替えてたのに、急にやってと言うようになった」

そんなときは、子どもの周りで何か変化がなかったか、思い出してみてください。

進級でクラスや先生が変わった。

下の子が生まれた。

引っ越しをした。

環境が変わると、子どもは大人が思う以上にエネルギーを使います。

その不安やがんばりが、「やって」という甘えになって表れることがあるんです。

実はうちの子も、年度替わりでクラスが変わってから「できないの!」と言うことが増えました。

園では不安そうな様子はあれど、家ほど荒れることもなくがんばっているそうです。

…ということは、家でその分を発散しているんですよね。

我が子の場合、急な甘えはわがままではなく「ちょっと不安だよ」のサインでした

それに気づいた時、我が子の「やって~」を少しだけ違う気持ちで受け止めることができるようになりました。

大事なのは「なぜ甘えているのか」を見ること

「結局、手伝っていいの?どこまで?」

ここが一番気になるところですよね。

結論、基本的には手伝ってあげて大丈夫です。

着替えを手伝ったからといって、それだけで自分でやる力が育たなくなるということはありません。

むしろ「甘えを受け止めてもらえた」という安心感が、挑戦する力の土台になります。

これは育児の専門家も共通して伝えていることでもあります。
(参考:たまひよ これって甘やかし?子どもの着替えは手伝う?見守る?ママたちのしつけ

ただ、元保育士として、もうひとつだけ伝えたいことがあります。

わたしが保育士をしていた頃、「家では着替えをやってくれなくて…」という相談を受けたことが何度かありました。

そのとき全員に「手伝ってあげて大丈夫ですよ」と、同じように答えていたわけではありません。

その子の様子とご家庭の話をよく聞いて、答えを変えていました。

たとえば——

今まで自分でできていたのに、急に「やって」と言うようになった子。

進級や下の子の誕生など、環境の変化で心が不安定になっているサインかもしれません。

この場合は「今はしっかり甘えさせてあげてください。着替えも一緒にやってあげて大丈夫ですよ。自分でできる力はしっかりついておられますから」とお伝えしていました。

逆に、大人が先回りしてなんでもやってあげるのが習慣になっている場合

本人が「やってもらうのが当たり前」になっているだけで、不安があるわけではなさそうなら「少しずつ自分でできるようアプローチを変えてみましょう」という方向でお話ししていました。

つまり、「やって」の根っこにあるものが何かによって、関わり方が変わるということです。

でも——どちらの場合でも、共通してお伝えしていたことがあります。

それは、突き放さないこと

「自分でやりなさい!」と頭ごなしに突き放してしまうと、子どもは「甘えたら怒られた」という気持ちだけが残ってしまいます。

手伝うか、見守るかは、その子の状況次第です。

でも突き放すということは、どんな子にもしないであげてほしいんです。

…と、偉そうに書きましたが。

わたし自身、余裕のない朝に「自分でできるでしょ!」と言ってしまったことがあります。

その時の自己嫌悪と後悔に苛まれたお話は、次でさせてください。

我が家の場合|「できない!」の癇癪と、突き放して後悔した日

着替えで泣く2・3歳の男の子にそっと寄り添って手伝うママのイラスト

ここまで読んで、「保育士経験があるから上手くやれてるんでしょ」と思われたかもしれません。

現実はそんなこと全然ありません。

うちの3歳の子は、初めから「やって〜」と言うタイプではなく、基本的に何となくはやってみようとします。

ただ——

袖に腕が通らない。
ズボンに足が引っかかる。

そうなった瞬間、

「できない!」

と着替えを放り出して癇癪を起こします😅

また、眠い日や機嫌の悪い日はやってみる前に「やって〜」「できないの!」と怒り出すことも…。

「やって」と大人に頼る子と、「できない!」と癇癪を起こすうちの子。

形は違いますが、根っこはどちらも同じ「今は受け止めてほしい」のサインなんだと思います。

…と、頭では分かっているんです。分かっているんですが…。

ある朝、時間に追われていたわたしは、「できない!」と大きな声をあげた我が子に、言ってしまいました。

「自分でできるでしょ!」

我が子は泣きそうになりながら、それでも、しぶしぶ袖に腕を通そうとしていました。

その小さな背中を見て、ハッとしました。

……我慢させてしまった。

保育士だった頃、保護者の方に「突き放さないであげてくださいね」と伝えていたのは、わたしなのに。

自分の子には、余裕がなくてできない。

あの朝のことは、今でもずっと胸に刺さっています。

傷つけてしまった、と。

取り返すことのできない瞬間。もう我が子のあんな姿は見たくありません。

そして、あの小さく丸まった背中を見た時から考え方を変えました。

「子どもと自分の心を守れる関わり」をしよう、と。

保育士として知っている関わり方は「正解」ではなく、あくまで引き出しのひとつ。

そもそも、育児に正解なんてないですよね。

子どもが心も身体ものびやかに、たくさんの愛情を受けて健やかに育ってくれること。

目指している場所は、どんなママも同じだと思います。

そして、そこへ向かう道は一本じゃありません。

じっくり付き合える日もあれば、忙しくて手伝ってしまう日もある。

どの選択をしても、子どもを思う気持ちがあればちゃんと同じ場所に向かっていきます。

だからわたしは、「こうするべき」に縛られるのをやめて、「子どもと自分の心を守れる関わり」を選ぶことにしました。

例えば、朝の忙しい時間になかなか着替えない我が子が「ママ、やって〜」と言ってきたとしたら。

本当はそれを見越した時間配分で動いて、一緒に着替えができるよう手伝って子どもの自信に繋げていくのがいいのかもしれません。

ただ、それをしようと思ってもできない日はたくさんあります。

早めに起こしたら寝起きが悪くて癇癪を起こしてしまったり、早く起きてもなかなかご飯が食べられなくて結局時間が押してしまったり…。

育児をしていると、思うようにいかないことばかりですよね。

そんな時に「こうするべき」に囚われていると、自分の余裕がどんどんなくなってしまいます。

なのでわたしは、朝の着替えもその日の状況で対応の仕方を選ぶことにしています。

時間や気持ちに余裕があるとき
子どもの気持ちを聞き取りながら必要に応じて援助し、「自分でできた」の喜びを感じられるようにする。

少しだけ余裕があるとき
着替えやすいよう服の向きを揃えてあげて、あとは時間が許す限り本人に任せて自分は準備をする。タイムリミットが来たらこちらでやってあげる。

余裕がないとき
割り切って、こちらで全部やってあげる。

どの道も「あり」だと思います。

子どもへの対応は一貫性を持って。

そう耳にしたことがあるママもいるかもしれません。

でもわたしは一貫させたいのは「突き放さない」という軸の方で、手段はその日によって変えていいと思っています。

ママに余裕がなくなると、そのしんどさはどうしても子どもに向かってしまいます。

だから、ママが穏やかでいられることはそれ自体が子どものためでもあるんです。

「〇〇しなきゃ」を手放すことは、手抜きでも、子どもの気持ちを置き去りにすることでもありません。

親子で同じ場所に向かうための立派な選択です。

朝の余裕を生み出す秘訣は別の記事に詳しく書いているので、もし気になった方はこちらも読んでみてください☟

【2・3歳】朝なかなか起きない…保育園に間に合わせる元保育士ママの対処法5選
毎朝なかなか起きてくれず、保育園に間に合うかヒヤヒヤ…そんなママへ。元保育士ママが実践した、朝起きない2・3歳がスムーズに動き出す対処法5選を体験談で紹介します。

元保育士が家でもやっている”自分で着たくなる”工夫

着替えを楽にする3つの工夫(服を開いて向きを揃える・見ててね&おとぼけ声かけ・自分で選ぶ)をまとめた図解

ここからは実践編です。

保育士時代に園でやっていた工夫のうち、家でもそのまま使えるものを3つに絞って紹介します。

どれも特別なものはいりません。気軽に試してほしいです◎

服は「一度開いて、向きを揃えて一つずつ」置く。

園では、畳んである服をそのまま子どもに渡しません。

一度開いて、体を通しやすい状態にしてから、向きを揃えて子どもの前に置きます。

ここでのポイントは一度開くということ。

たったこれだけで、「着替えのハードル」がぐっと下がるんです。

2〜3歳の「できない!」の多くは、やる気の問題ではなく「服がくっついていて腕が通らない」「前後が分からない」という技術的なつまずきだったりします。

そこを大人がさりげなく整えておけば、子どもの「できた!」という自信に繋げられます。

もうひとつのポイントは、一気に全部を並べないこと。

シャツが着られたら、次にズボンを置く。一つずつです。

目の前に服が全部置いてあると、子どもは何から手をつけていいか分からず混乱してしまいます。

「次はこれだよ」と一枚ずつ置いてあげることでやることが明確になって子どもも自分からやろうという気持ちが生まれます。

「見ててね」と「先生、分からなくなっちゃった」——魔法の声かけ2つ

園で効果バツグンだった声かけを、家庭版にアレンジして2つ。

ひとつめは「見ててね」。

園では「〇〇ちゃん見ててね。△△ちゃんが今からズボン履くんだって」と、お友達に見てもらう形でやる気を引き出していました。

家にお友達はいませんが、代わりはいます。

ぬいぐるみやお気に入りのおもちゃ。もしお家にペットがいる場合はその子に見ててもらいましょう☺

「くまさんが見てるって!〇〇ちゃんのお着替え、見たいんだって」

見られていると思うと、子どもは張り切ります。

単純なようでこれが意外と効果あり、です。

ただし何度か使っていると効果が薄くなっていくので、あまり長くは使えないのが難点…。

ふたつめは、おとぼけ作戦。

「ママ、ズボンのはき方分からなくなっちゃった…教えてくれる?」

園でも「先生分からなくなっちゃった」はよく使っていました。

2・3歳は自分でやりたいという気持ちが大きくなる年齢。

いつも「教えてもらう立場」だったのが「教えてあげる立場」になった瞬間、子どもは得意げに自分でやり始めます。

やらせるのではなく、やりたくなる仕掛けをつくります。

自分で服を選ぶ・引き出しは子どもの高さに

最後は、わたしが家で実際にやっている環境づくりを2つ。

一つ目は「今日の服、どっちにする?」と自分で選べるようにすること。

自分で選んだ服は、「着たい服」になります。

園でも着替えの主導権はできるだけ子どもに渡していました。

もし引き出しから出した状態で服を選んでもらう場合は、選択肢は2〜3択に絞る方がいいです。(多すぎると逆に決められないので…)

二つ目は着替えの引き出しを、子どもが自分で開け閉めできる高さに設置すること。

そしてこの時注意してほしいのが、子どもが自分で開ける引き出しには保育園に着ていってもいい服だけをしまうようにしておくこと。

フードのある服や紐の付いた服は遊具に引っかかる危険性があり、ワンピースなどの丈が長い服は動きにくいなどの理由から、保育園に着ていくことを禁止されている園も多いと思います。

そしてちょっとお高いブランドの服やお気に入りで汚れてほしくない服などなど…

保育園には適さない、または着ていってほしくない服ってありますよね。

全ての服を同じ引き出しにしまっていると、子どもが自分で服を選ぶときに休日用の服を選んでしまい、新たな癇癪を生んでしまう可能性があります…。(我が家が最初にこの環境を取り入れた時にぶち当たった壁です)

なので我が家は、子どもが開け閉めする引き出しにはその時期に保育園に着ていっても大丈夫な服だけしまうようにしています。

こうやって「服を取ってくる」から自分でできると、着替え全体が「自分で決めて自分でやること」になっていきます。

そして、この「服を自分で選んで自分で出す」という作業はなるべく前日の夜に終わらせておくと、朝の「服取って〜」がひとつ減りますよ。(朝になったら前夜に選んだ服が「これじゃない!」に変わるのはあるあるですが…😅)

環境をちょっと変えるだけで、声かけの回数そのものが減ることもあります。

がんばらなくていい仕組みを積み上げていくと少しずつ楽な時間が増えていきますよ。

ちなみに制服登園の場合…

我が家も年少クラスからは制服での登園になりましたが、目印としてワッペンを付けるようお話がありました。

目印のワッペンは子どもの好きな恐竜。

いろんな種類の恐竜ワッペンを制服に付けて、「明日はどの恐竜が付いた制服にする?」という声掛けで対応しています◎

忙しい朝はどうする?ワーママの折り合いのつけ方

着替えの仕上げを笑顔で手伝ってもらう2・3歳の男の子とママのイラスト

ここまで読んで、「工夫は分かった。でも朝はそれどころじゃないよ~」と思った方。

本当にそうですよね…!

正直に言うと、保育士だった頃のわたしは「家でも自分でできるよう関わってあげてくださいね」と伝えるばかりで、ママたちが朝どれだけ時間と戦っているか、想像しきれていませんでした。

自分がワーママになった今なら分かります。

朝ごはん・着替え・歯みがき・検温・当日にしかできない準備もあります。

ここに「じっくり着替えに付き合う」を毎日足すのは、とんでもなくハード😰

そこでわたしが実際にやっている「折り合い」を紹介します。

①「最後の仕上げ」だけ子どもに残す

少し前の章でも触れましたが、時間がない朝はわたしがほとんど着せてしまうこともあります。

ただし、どこか1つだけ子どもの分を残しておきます。

ズボンを腰まで上げる最後のひと引きだけ。両腕を袖に通すところだけ。

こんな感じで着替えの一部分だけ子どもに任せます。

それだけでも子どもの満足感が違うし、何よりママの「子どもにさせてあげられなかった…」という罪悪感が和らぎませんか?

②癇癪になりそうな日は、全部やってあげていい

眠くて機嫌が悪い日、うちの子は何をしても「できないの!」になります。

そういう日は、割り切って全部着せてしまいます。

「今日はそういう日」と割り切ってしまえば、イライラも減ります。自分でやる練習は、余裕のある休日にすればいいんです。

毎朝時間に追われながら子どもに着替えを促すより、時間がない日は手伝ってあげて休日にじっくり付き合ってあげる方が子どもにとっても満たされる時間になると思いますよ。

手伝うのは、逃げでも諦めでもありません。

保育園に行く我が子と、仕事に行く自分。

両方を守るための、立派なやりくりです。

まとめ|「やって」に付き合えるのは今だけかも

最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • 家での「ママやって」は甘やかしのサインではなく、安心と信頼の証拠
  • 園でできるのは「園だからできる」——時間・大人の数・お友達の力がそろっているから
  • 手伝ってOK。自立は妨げない。ただし「なぜ甘えているのか」の根っこは見てあげて
  • どんな対応をするとしても、突き放さないことだけは共通
  • 忙しい朝は手伝っていい。「最後の仕上げだけ任せる」でも子どもの満足感が変わる
  • 毎朝がんばらなくてもいい。付き合えるときに付き合えば大丈夫

毎回じっくり付き合うのは、時間的にもメンタル的にも難しいですよね。

それでいいと思います。

無理なときに手伝ってあげるのは、甘やかしすぎではありません。

ただひとつだけ意識してほしいのは、「なんで最近”やって”ばかりなんだろう?」と子どもの心の中をちょっとのぞいてみること。

根っこの不安に気づいてもらえたとき、子どもはちゃんと満たされていきます。

そしてこの「ママやって」——きっと思い返せば期間限定なんだろうなぁと思います。

いつの間にか自分で全部できるようになって、「自分でできるから」なんて言われる日が来るんですよね…。

そう考えると、毎朝の「やって〜」もちょっとだけ愛おしく思えてきました。

…大変なことには変わりないんですけどね😅

よくある質問

Q1. 手伝ってばかりだと、自立が遅れませんか?

A. 心配いりません。甘えを受け止めてもらえた安心感は、むしろ「自分でやってみよう」の土台になります。園など家庭の外でがんばる場面がある子なら、なおさら家で甘えるバランスは自然なことです。ただし、なぜそういった姿が出るのか?という根っこの部分を紐解いていくと子どもへの理解が深まります。

Q2. 「やって」と言うから手伝ったのに、「自分でやりたかった!」と怒られます…

A. 2〜3歳あるあるです。我が家もよくあります…。自分でやりたい気持ちと甘えたい気持ちが行ったり来たりする時期。「どこまで手伝う?」「ズボンだけママがやる?」と、本人に選んでもらうと少し衝突が減りますよ。

Q3. 「やって」の時期は、いつまで続きますか?

A. 個人差が大きいので「何歳まで」とは言えませんが、多くの場合、成長とともに「自分で!」の割合が自然に増えていきます。環境の変化(進級・下の子の誕生など)で一時的にぶり返すこともありますが、それも不安が落ち着けば戻っていくことがほとんどです。

Q4. 下の子が生まれてから、急に「やって」が増えました。

A. 赤ちゃん返りと呼ばれる姿で、「ママを取られちゃうかも」という不安のサインであることが多いです。できるだけ受け止めて、上の子と2人だけの時間を少しでも作ってあげると落ち着きやすいですよ。着替えの「やって」は、甘えられるチャンスタイムだと思って時間とママのメンタルが許す限り付き合ってあげてください。

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わたしが家の環境づくりでやっているのは「服を自分で選ぶ」「引き出しを子どもの高さに合わせる」ことの2つですが、保育士目線で「これは着替えの味方になる」と思うものを挙げてみます☝

・襟ぐりがゆったりした、かぶりやすいトップスや足回りのゆったりしたズボン

→2〜3歳の「できない!」は、頭が引っかかる・腕が通らない・足回りがピタッとして履きにくいなどの理由がほとんど。服そのものを着やすい構造のものにしてあげるだけで、「できた!」がぐんと増えます。

・寝る前の絵本に「自分でやりたい!」がテーマのお話を混ぜる

園でも、着替えが進まない時期はこういう絵本を取り入れて読み聞かせをしていました。ママや保育士からの言葉は素直に聞き入れにくくても、物語だと自然に受け入れられるのでおすすめです。

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