【2・3歳】外出先の癇癪を乗り切る!元保育士ママが実践する対処法6選

スーパーで泣いて癇癪を起こす男の子と困り顔のママのイラスト

外出先で思い通りにいかないことに癇癪を起こして大声で泣き、ひっくり返る。

そんな経験ありませんか?

わたしも先日、ショッピングモールでやらかしました…

カプセルトイを買ったら中身が気に入らなかったらしく、我が子が大号泣。

落ち着かせようとしても、こちらが何か言おうとするたびに余計大きな声を出すし、抱っこしようとしても奇声を上げて逃げ回る始末。

周りには人がいて「早く泣き止ませなきゃ」という焦りとプレッシャーでつい「静かにして!」とキツく言ってしまい、余計に「ママいやー!!」となる我が子にもうどうしていいか分かりませんでした…

保育士時代の経験から「まず気持ちを受け止めることが大事」と頭では分かっているのに、いざ自分の子どものこととなると全然うまくいきません…。

この記事では【外出先での癇癪】に頭を悩ませてきた元保育士の現役ワーママが実際に行っている対処を6つご紹介したいと思います。

この記事がおすすめな人☟
・子どもが2~3歳
・外出先での癇癪にどう対応していいか分からない
・子どもの癇癪が怖くて思うように買い物ができない

わたしも子どもの癇癪が起きると手が付けられず、買い物に行くのがとても億劫でした…。

今でも上手くいかず大変なときもありますが、今回ご紹介する対処を実践するようになってから、子どもの気持ちの切り替えに成功する日も増えてきました。

気軽に試せる内容になっているので、どれか一つでもあなたの助けになることができれば嬉しいです☺

目次

そもそも、なぜ外出先で癇癪が起きやすいの?

「今日は機嫌よかったのに、なんで急に…」と思うことありませんか?

実は外出には、子どもが癇癪を起こしやすい要因がいくつも重なっています。
買い物中に癇癪が起きる原因を知ることで、対策が取りやすくなりますよ!

疲れ・眠気・空腹などの生理的欲求が満たされていない

歩き慣れていない場所を長時間歩いたり、いつもと違う時間帯に出かけたりすることで、体力的・精神的に疲れやすくなります。

また、外出をすると昼食のタイミングがズレてお腹が減ってしまったり、疲れて眠くなったりすると、子どもはさらに崩れやすい状態に…。

生理的な欲求が満たされないことで癇癪が起きることは赤ちゃんの内だけではなく、2~3歳頃でも見られる自然な姿です。

刺激が多すぎる

お店の中は魅力的な商品や周りを行きかう多くの人、常に流れている音楽、店内放送など、子どもにとって刺激の嵐。

公園などの遊び場でも子どもにとって魅力的なものがたくさんあります。

普段より脳がフル回転している分、ちょっとした興奮状態になっているんです。

そのため、少しの出来事で感情が爆発し癇癪が起きやすくなってしまいます。

「イヤイヤ期」によるもの

欲しいものが買ってもらえない、カプセルトイの中身が違った、やりたいのにできない、などなど…。

2〜3歳は自我がぐんぐん育つ時期で、「こうしたい!」という気持ちは強いけど、感情をコントロールする力がまだ追いついていません。

自分の思うようにならなかったときの爆発力はすさまじいですよね…

イヤイヤ期は成長の証✨(分かっているけどしんどいものはしんどい…😅)

感情を整理する力がまだ育っていない

子どもが癇癪を起こしているとき子どもの中でどんなことが起こっているかというと…

欲求を通したい!という思いももちろんありますが、実は感情の処理がうまくできずにパニックになっているということもあります。

子ども

これがほしい!

みゅお

ダメよ。今日は買わないからね。

子ども

ママがダメって言ってる。
だけど欲しい。

これらの気持ちをどうやって処理していいか分からなくて、軽いパニックに陥ってしまいます。

こういった姿は2・3歳の発達過程でよく見られるものです。

外出先での癇癪を含め、日常生活でのいろんな経験を通して感情を整理する力を身に着けていっている最中なので、大人は子どもが感情をうまく処理する手助けをしてあげることを意識することが大切です☺

やってしまいがちなNG対応

先ほどお伝えした原因はどれを取っても子どもの成長過程ではよくある姿で、むしろ健全な発達です。

ただ、分かっていても母としてはやはり出先で奇声を上げられたり大声で泣きわめいて軟体動物のようになられてしまうと辛いですよね…😢

焦りやプレッシャーからついやってしまうことが多いけど、逆効果な対応もあります。

NG① 「ダメ!」「いい加減にして!」と叱りつける

先日わたしも余裕がなくて「ダメって言ってるでしょ!」ときつく言ってしまって、余計に癇癪がひどくなった経験があります。

早く何とかしなきゃ周りに迷惑を掛けてしまう。
ダメな母親と思われてしまう。
早くしないとご飯の時間がズレてしまう…

こんな気持ちがぐるぐると渦巻き、なかなか言うことを聞いてくれない我が子にイライラ…🔥

皆さんも経験あるかもしれませんが、すでに感情が爆発している子どもを叱りつけても逆効果。

ダメと分かっているけどやってしまいがちな対応ですよね。

NG② その場を収めるために要求を全部叶える

「もう泣き止んでくれるなら何でもいい…」と半ば諦めの気持ちで、欲しいと言ったものを全部買ってあげてしまいたくなりますが、こちらも要注意です!

【泣く=要求が叶う】という良くない成功体験が積み重なる度に、癇癪がひどくなっていくという悪循環に陥ってしまうかも…。

とはいえ、外出の度に大声で泣かれると心が折れて買い与えてしまう気持ちよく分かります…😢

元保育士ママが実践する外出先での癇癪への対処法6選

ここまでは外出先での癇癪が起きる原因と代表的なNGとされる対応を紹介しました。

ママ

じゃあ具体的にどんな対応をすればいいの?

みゅお

外出先の癇癪で、わたしが試して実際に効果のあったものを紹介します!

ここからは元保育士としての引き出しや知識、ママとしての経験を基に編み出した対処法を6つ紹介します!

まずは自分が落ち着く

「え、自分が先?」と思うかもしれませんが、実はこれすごーく大事なんです!

子どもは親の感情にとても敏感。

特に表情や声音など非言語分野からの情報を読み取る力が非常に高いです。

なのでまずはママが落ち着くことを意識しましょう☺

わたしがやっているのは2つ。

  • 子どもから目線を外して(視界には入れます)ゆっくり息を吐く。(吸うよりも吐くことを意識)
  • 冷たいものを首の後ろに当てる。(ペットボトルや水筒・手など)

ホントに?と思うかもしれませんが、心の中で『落ち着け~』と唱えるよりも、物理的な変化を身体に入れた方が断然気持ちの切り替えがしやすいです!

安全な場所に移動する

大勢の人がいる場所で我が子が泣き叫んでいると、

『早く泣き止ませなきゃ』
『人に迷惑が掛かってしまう』
『ダメな母親と思われてしまう』

いろんな感情が入り乱れて焦ってしまいますよね。

なので、可能であれば人通りが少ない場所やベンチ・休憩スペースへ移動してみましょう。

「ここでは泣いてはいけない」というプレッシャーが消えるだけで親の気持ちも少し楽になりますし、場所が変わることで子どもも気分が切り替わりやすくなりますよ。

移動を促しても動かない場合は抱っこして移動します。
場所を移動している間ママに抱っこしてもらうだけでも、案外気持ちが落ち着く場合もありますよ。

無理やり連れて行くのが難しい場合は次の方法で気分を変えてから移動を試みてみてください。

注意を逸らして気分転換を図る

スーパーでママが指さして気をそらし泣き止みかける男の子のイラスト

先ほど安全な場所へ移動するとお伝えしましたが、無理やり連れて行こうとすると余計に暴れますよね。

そこで一度子どもの注意を逸らしてから移動を促します。

この方法は保育士時代にもよく使っていて、抜群の効果を発揮してくれていました✨

例えば…
「あ!あそこでティラノサウルスがこっち見てる!」
と、遠くを指さすと子どもは「え!?」という表情で一瞬泣き止むことがあります。
(ティラノサウルスの部分はお子さんの好きなキャラクターなどに置き換えてくださいね)

一度気持ちが途切れる場面を作ってあげることで、癇癪を起こしてパニックになっていたのが一瞬冷静になれたり、ママの話が耳に入るようになったりします。

この方法は単体でも役に立つので、いざという時には試してみる価値アリ!

ただし使いすぎると子どもも学習して通用しなくなっていくので、使用頻度には気を付けてくださいね☺

子どもの気持ちを言葉で代弁する

保育学生時代、子どもの癇癪には感情を受け止めることが大切だと学びました。

実際、保育現場で癇癪を起こした子の対応をするときは子どもの気持ちを落ち着けたあと、何がどうだったのかを子ども自身に問いかけるようにしていました。

具体的な声がけで意識していたのはこちら☟

  • しゃがんで子どもと同じ目線になる。(抱っこでもOK)
  • 子どもが答えやすいように、なるべくYesかNoで答えられるようなシンプルな聞き方をする。
  • 悲しさ、悔しさなど、子どもの気持ちを汲み取り表情を変えながら話をする。
  • 声音は優しく、ゆっくりとした口調で話す。
  • 聞き取りから得た子どもの思いをそのまま言葉にする。(〇〇がよかったのに違ったから嫌だったんだね、など)

一つ一つ場面から感情を紐解いていくイメージです。

こうして丁寧に気持ちを整理していくことで子どもは自分自身が今どんな感情なのかが分かるようになっていきます。

無理に言葉にさせる必要はありません。

親として受け入れられない子どもの要求もあると思います。

否定も肯定もせず、ただ事実を言語化してあげるだけで大丈夫。

受け止めることと受け入れることは似ているようで違うんです。(保育士時代よく言われました)

子どもの気持ちに一緒に向き合い、考える姿勢こそが子どもの安心感や自己肯定感を育みます◎

対応する人を変える

1人で子どもを連れている時にはできないので条件が限られているのが難点ですが…。

2人以上で出かけているときは、今まで対応していた人と別の人に交代するだけで、子どもの気持ちがリセットされることがあります。

外出先での癇癪は何度も経験がありますが、その中でも夫と3人で出かけている時に癇癪が起きた場合は最初に対応していたわたしではなく夫が対応するだけでも気持ちが落ち着くことがありました。

この時のわたしは『助かった』という気持ちがある反面、
『なぜ夫だとすんなり話を聴くんだろう』
『この子はわたしより夫のことの方が好きなんだろうか』
なんて思いも…。

でも最初に対応していたママよりもパパが対応した方が落ち着くというのは、決してママの対応が悪いからでもパパの方が好きだからというわけでもありません。

一番の理由は単純に目の前の状況が変わった(対応している人が変わった)ことで気持ちが途切れて冷静になることができるからです。

悲観的になってしまう気持ちはよく分かりますが…💦

だけど落ち込まないでくださいね!
「自分のせいで癇癪が収まらない」なんて思わなくて大丈夫ですよ◎

癇癪が起きないように「事前の約束」をしておく

これは癇癪が起きる前の予防策として使えます。

出かける前に「今日のルール」を一緒に確認しておくことで、癇癪が起きにくくなることがあります。

みゅお

今日はカプセルトイは1回だけね。中は開けてからのお楽しみ。何が入ってても1回で終わりだよ。

2〜3歳の子どもに完全に理解させるのは難しいですが、事前に言葉にしておくことで子ども自身の心の準備になります。

伝えるときには具体的な数字などを入れてあげることで子どもも見通しが持ちやすくなりますよ◎

また親自身も「今日はこの約束をしてきた」という軸ができるので、何かあったときに「〇〇って約束したよね」と穏やかに伝えやすくなります。

ポイントは直前に確認すること。

前日に話しても忘れてしまうので、「さあ出発!」の直前がベストです。

場所別のひとことアドバイス☝

対処法6選はどんな外出先でも使えますが、場所によって意識したいポイントが少し違います。

よくある3つの場面でのアドバイスをご紹介します。

レストランの場合

料理が来るまでの待ち時間が癇癪の引き金になりやすいです。
入店前に「ご飯が来るまでこれで遊んで待とうね」と事前の約束をしておくのがおすすめ✨

シール帳やミニおもちゃをバッグに忍ばせておくと、いざというときに頼りになります。

電車・バスの場合

「静かにしなきゃ」というプレッシャーは大人にもかかるので、まず深呼吸。
窓の外の景色を一緒に眺めたり、「あ、犬がいたね」と声をかけて注意をそらすのがコツ◎

ただし、移動時間が長いと大人のネタがなくなっていきますよね…
そんな時に使えそうなネタをいくつかご紹介!

  • 子どもの背中に指で絵を描き、何か当ててもらう
  • 小さなもの(掌に収まるもの)で「どっちだ」のあてっこゲームをする
  • 手影絵を作るみたいに、手や指で動物を作って当てるor一緒にしてみる

ネタ切れは育児の壁ですが、意外と子どもにとっては何てことない内容でも面白かったりすることもあるのでとりあえず何でもやってみてください♪

意外とヒットすることがあるかもしれません!

公園の帰り際

「まだ遊びたい!」の癇癪は、帰る5分前からの予告が効果的です。
「あと3回滑ったら帰ろうね」などの数字で伝えると、子どもも見通しが持ちやすくなります。
このとき、あと何回滑るかを子どもに決めてもらうと子どもの納得感を得やすいです。

また、子どもの年齢が低いほど耳からの情報より目からの情報の方が理解しやすいことが多いです。

公園に針の付いた時計がある場合、「長い針が6になったらおしまいね」など目で見て分かりやすいものを一緒に使うとより効果的です。

外出時に持っておくと安心なグッズ

最後に、癇癪時期にお出かけをするとき持っておくと安心なグッズをご紹介します☝

子ども用の小分けおやつ

こちらはすでに持ち歩いている方も多いかもしれませんが、個包装のおやつを持って出かけること。

空腹は癇癪の大きな引き金のひとつ。
「ご飯の前だから…」と思う気持ちはわかります…。
が、癇癪が起きる前の対策に試してみてほしいです。

スーパーなどの短時間or目的のはっきりしている場所に行くときは、車中やお店の前などでおやつタイム。

ショッピングモールなど長時間滞在する場所では、癇癪が起きやすい時間帯の前に休憩場所でおやつタイム。(お昼ご飯が食べられそうであれば早めにご飯にするのも◎)

その時にお買い物のルール(おもちゃは買わないなど)を確認するのがおすすめです。

子どもが好きなキャラクターのミニおもちゃ・シール帳

待ち時間や気分転換に使えます。

「これ持ってきたよ!」というサプライズ感で注意を引いたり、ママの代わりにお話ししてもらうのに使っても効果的ですよ☺

感情を扱うテーマの絵本

癇癪の直接的な対処ではありませんが、子どもが感情に触れる機会として取り入れてみてほしいです。

普段の読み聞かせに導入することで、子どもが「怒り」や「悲しみ」という感情に触れ、それがどういうときに起きて、どう対処すればいいのか体感的に分かるようになっていきます。

長い目で見た予防策になりますよ!

まとめ

外出中の癇癪は、2〜3歳の時期には誰でも経験するもの。

「うちの子だけ?」
「わたしの育て方が悪いの?」
と思わなくて大丈夫ですからね。

今回ご紹介した対処法をまとめるとこんな感じ☟

  1. まずは自分が落ち着く
  2. 子どもの気持ちを言葉で代弁する
  3. 安全な場所に移動する
  4. 注意を逸らして気分転換を図る
  5. 対応する人を変える
  6. 次回のために「事前の約束」をしておく

余裕を持って対応できる日もあれば、何をやってもうまくいかない日もあります。

大丈夫、あなただけじゃないです😌

保育士経験があり、子どもへの対応を仕事にしていた人ですら日々悩み、疲弊し、落ち込み、反省することを繰り返しています。そう、わたしです(笑)

一緒に、少しずつ乗り越えていきましょうね☺

よくある質問

外出先で癇癪が始まったら、すぐにその場を離れたほうがいいですか?

はい、可能ならいったんその場を離れるのはとても有効です。人が多い場所や刺激の多い環境は、子どもの気持ちをさらに高ぶらせてしまうことがあります。保育園でも、興奮して泣いてしまった子は、まず静かな場所に移動して落ち着くのを待つことが多かったです。外出先なら、お店の外・車の中・少し人の少ないところへ。無理に泣き止ませようとせず、まずはクールダウンできる環境をつくってあげるイメージです。(安全の確保だけは最優先で)

周りの目が気になって、つい焦って早く泣き止ませようとしてしまいます…

わかります…わたしも我が子が外で泣き出すと、周りの視線が気になって一気に焦ってしまいます。でも、焦って「静かにして!」と抑え込もうとすると、子どもは”気持ちを分かってもらえない”と感じて、かえって激しくなることが多いんです。まずは「嫌だったね」「これがほしかったんだね」と、気持ちを言葉にして受け止めてあげてください。それに、意外と周りの人は「あるある」と温かく見てくれていることも多いですよ。

外出前にできる”癇癪の予防”はありますか?

完全には防げませんが、”起きにくくする工夫”はできます。お腹がすく時間・眠い時間の外出をなるべく避ける(不機嫌の引き金になりやすいです)、お気に入りのおもちゃやちょっとした食べものを1つ持っておく、出かける前に「今日は○○に行くよ。今日は見るだけね」と見通しを伝えておく——などです。保育園でも、次の活動に移る前に「あと1回でおしまいね」と予告すると、切り替えがスムーズでした。予防はあくまで”お守り”。それでも癇癪は起きるものなので、「起きても大丈夫」と構えておくくらいがちょうどいいです。

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この記事を書いた人

みゅお|元保育士ママ

保育士として8年、たくさんの子どもと保護者に関わってきました。
今は、小さな我が子を育てるひとりの母です。

「園ではできるのに、家では…」そんな毎日にモヤモヤしながら、
保育士の目線と、いち親としてのリアルの両方から、
育児が“ちょっとラクになるヒント”を綴っています。

完璧じゃなくて大丈夫。一緒に、肩の力を抜いていけたらうれしいです。

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