【2・3歳】保育園では食べるのに家だと食べない…元保育士ママが教える本当の理由と対処法5選

対処法あれこれ

「保育園では完食って言われるのに、家では全然食べてくれない…」

そんな経験、ありませんか?

わたしも、まったく同じ壁にぶつかりました。

保育園の連絡帳に「今日も完食でした!」と書いてあるのに、帰宅後のごはんにほとんど手をつけない我が子…。

お皿に残された残飯を眺めながら「わたしの作り方が悪いの?」と落ち込んだり、「食べないならもう作るのやめようかな…」なんて涙がにじんだりしたこともありました。

ママになって初めて味わった、自分が作ったものを残される虚しさ、悲しさ、喪失感…夫に残されるのとは訳が違いました。(夫には別の感情が湧くのは秘密。笑)

がんばって子どものためを思って作ったものを残されると、時間や労力だけじゃなくて自分の子どもを想う気持ちや育児に対するがんばりまで否定されたような気持ちになってすごく辛かったです。

でも、保育園とお家でご飯の食べにムラが出るのにはちゃんと理由があるんですよね。

当事者になって心をすり減らしていたわたしも、改めてそのことを意識するようになってからは少しずつ気持ちが楽になってきました。

この記事では、保育園では食べるのに家では食べてくれない本当の理由と、今日から試せる対処法を元保育士ママ目線でお伝えします。

この記事がおすすめな人👇

  • 子どもが2〜3歳
  • 保育園では完食なのに、家のごはんをなかなか食べてくれなくて困っている
  • 「わたしの料理が嫌いなのかな…」と自信をなくしかけている
  • 帰宅後のごはんタイムが憂鬱になっている
  • 子どもが食べない理由を知って、具体的な対処法を試してみたい

保育園での姿と家での姿のギャップに頭を悩ませているママにぜひ読んでもらいたい記事になっています☺

保育園では食べるのに家で食べない理由5つ

保育園とお家とでご飯の食べにムラができるのには理由があります。

なぜ保育園だと食べられるのか?

家と保育園で何が違うのか?

その理由を知るだけでもママの気持ちが少し楽になるかもしれません。

理由を知っていると対処法のヒントにもなりますよ!

理由①お友達と一緒だから「食べる空気」ができている

保育園では、複数人が同じテーブルで、同じメニューを、同じ時間に食べます。

隣のお友達が美味しそうにモリモリ食べているのを見ると、自然と「自分も食べてみようかな」という気持ちになります。

これは大人も同じですよね。

例えば毎日のように行列の出来ているラーメン屋さんがあると

「おいしいのかな」

「自分も食べてみたいな」

という気持ちになりますよね。

家だと圧倒的人数の違いもありますし、この「食べる空気」を出しにくいので、食欲のスイッチが入りにくくなってしまいます。

理由② 午前中にたくさん身体を動かしているから

保育園では外遊びや日々の活動で午前中にしっかり身体を動かします。

お腹が空いた状態でお昼ごはんを迎えるので、自然とよく食べられるんです。

一方、帰宅後は疲れがピークに。

身体が疲れている上に日中の反動から甘えが出やすい時間帯でもあります。

保育園でずっと「いい子」にしていた分、家に帰ってきてからようやくスイッチがオフになる子は多いです。

そのタイミングがちょうど夕ごはんの時間と重なってしまうことが、食べない原因のひとつになっています。

理由③ 家では「甘えていい」と分かっているから

「保育園では食べるのに家では食べない」のは、ママへの甘えが出ているサインでもあります。

家は我が子にとって一番安心できる場所。

だからこそ「食べたくない」「これがいい」とわがままが言えます。

保育園で一日頑張ってきた分、家ではママに甘えたくなる気持ちが強くなる。

帰宅後のご飯の時間というのはその甘えが顕著になって表れやすい時間帯でもあります。

理由④ 帰宅後のおやつでお腹がふくれている

帰宅後におやつをほしがることありませんか?

我が家は毎日のように「おやつ食べたい」攻撃が始まります…。

帰宅後やらないといけないことが多くてついおやつを与えてしまいがちですが、それではご飯を食べられなくなりますよね…。

我が家も負のループにハマって大変でした😢

でもおやつの量・タイミングの見直しだけでも、夕ご飯の食べっぷりが変わることもあります。

ご飯前におやつを欲しがる子どもへ、我が家で効果のあった対処法をまとめた記事はこちら👉 【2歳】ご飯前におやつ食べないで!元保育士ママおすすめ「成功率8割」の対処法5選

理由⑤ 保育園の給食には「食べやすくなる工夫」がたくさんある

家庭の食事と保育園の給食では作り方や環境にいくつか違いがあります。

保育士・栄養士が連携して行っている工夫をいくつか紹介すると…

  • 食べきれる量を盛り付ける→ 基本的には年齢毎に基準の量があるのでその分が盛り付けられていますが、やはり少食な子はいるのでそういった子には個別に量を調節しています。「全部食べられた!」という成功体験を毎回積み重ねることが食べることへの自信に繋がります✨おかわりは後からいくらでもOK◎
  • 見た目・色合い・食感のバランスを計算している→ 栄養士が献立を設計しているので、彩りや食感の組み合わせ、旬の食材をふんだんに取り入れるなど子どもの食欲を引き出しやすい工夫をたくさん取り入れています。また園で育てた野菜を活動で収穫し、給食に出してもらうなどの食育面でも連携を取っている園は多いです。大鍋でたくさんの具材を一緒に調理することも食材の旨味を引き出している秘訣。
  • ワイワイみんなで楽しく食事をする→ 食べれなくても無理強いはせず、食事は楽しいもの・素敵な時間だという気持ちを大事にすることを意識しています。みんなと「これおいしいね」という会話をする中で自然と食べてみようかなの気持ちが生まれることがあります。

家庭でそのままマネするのは難しい部分もありますが、『少なめに盛る』『(家族)みんなで楽しく食事をする』を意識するだけでも姿が変わってくることもありますよ!

家でできる!食べない子への対処法5選

保育園では食べるのに家では食べない理由をお伝えしましたが、次は具体的に家でできる対処法を5つご紹介したいと思います。

すべてをやらなくても全然大丈夫です!

できそうなことから一つずつ試してみてください♪

対処法① 帰宅後のおやつの量・タイミングを見直す

理由④でもお伝えしたとおり、帰宅後すぐのおやつはごはんの大敵です。

ごはんの2時間前にはおやつを終わらせるのが理想。

保育園でのおやつの時間はおよそ15時~15時半頃。

帰宅してすぐにご飯を出せるといいですが、仕事をしながらではそうはいかないですよね…

帰宅後、ご飯の時間までにどうしてもお腹が減っておやつを欲しがる場合は、量を少なめにして「おなかに余白」を残しておくか、ごはんの一部になるもの(おにぎりやご飯の味見をしてもらうなど)をあげるのもいいですね☺

おやつを与えたくない!という場合は、お手伝いをしてもらうと気が紛れて飽きてきたら遊びに向かってくれる場合があります(笑)

我が家もそうでしたが、帰宅後のおやつの見直しだけで夕ごはんの食べっぷりがガラッと変わることもありますよ!

対処法② 子どもの食器を子ども自身に選んでもらう

これは家だからこそできる工夫です☝

お気に入りのキャラクターのお皿やスプーンを我が子と一緒に選びに行くだけで、「あのお皿でごはん食べたい!」という気持ちにつながることがあります。

また、我が家では食器の種類にも少し気を遣っています。

プレートタイプのお皿は盛り付けしやすく洗い物も楽ですが、子どもが自分で持ちにくいため意外と食べにくかったりします。

我が家もプレートタイプを使っていた頃があるのですが、その時期は特に食事の進みがイマイチでした。(たまたま時期が重なっただけかもしれませんが・・・)

特に2~3歳の子はまだスプーンやフォーク・箸の使い方を習得している最中

食べ物を掬う・掴む動きが難しいと手で食べてしまい、「フォークで食べようね」と声をかける→また手で食べる…というやりとりが続いてしまいがちです。

これでは食べる意欲が育たないのも無理はないですよね…。

我が子もこのやりとりを毎晩のように繰り返してしまっていたので、プレートタイプをやめて子どもが持ちやすいサイズのお皿に切り替えました。

洗い物は増えましたが、お皿を持って食べるようになったことで姿勢が保たれやすくなり、「フォークで食べようね」と声をかけることも減って食事時間が短くなりました。

また、選んだ食器を運んでもらったり、お皿への盛り付け(ケガやアレルギーの心配のないもの)を一緒にしてみるのも食への関心を高めてくれるのでおすすめです◎

「自分で選んだ」「お手伝いできた」という小さな主体性が、食卓への興味を引き出してくれますよ。

対処法③ 最初は「少しだけ」盛り付ける

保育園の工夫(理由⑤)で紹介した「少量から始める」は、家でも気軽に取り入れられる方法です。

最初から山盛りに盛ると、それだけで「多い…」と感じて食べる意欲がなくなってしまう子も多くいます。

最初は少なめに盛り、完食できたら褒めることを繰り返すと、「食べられた!」という成功体験が積み重なって食べる意欲が増しますよ◎

特に野菜が苦手な子には、全体的に少なめに盛ったうえで野菜は一口分だけにするのがおすすめ。

お皿が全部きれいになったら好きなおかずをおかわりできるルールにしておくと、頑張れる子もいます。

この量で栄養が足りてる?

こんな風に不安になる場合は、おやつや果物でカバーする方法もあります。

スナック菓子の代わりに干し芋やおにぎりを出したり、ご飯の後にビタミン・食物繊維が豊富な果物を取り入れたりするのがおすすめです。

保育園のおやつは娯楽ではなく「補食」として栄養計算されているもの。

給食に果物が付いているのも、苦手なものでも頑張れるよう工夫されているからです。

こうした保育園の考え方はお家でも取り入れやすいので、ぜひ試してみてください◎

対処法④ 大人も一緒においしそうに食べてみせる

子どもにご飯を出した後、調理器具の片付けなどで食卓を離れていませんか?

わたしも家事や時間に追われて、とりあえず子どもにご飯を出してはバタバタと動きがちでした…

意外と見落としがちですが、子どもと一緒に食卓を囲むことはとても大切です。

食事に関する言葉で【孤食】という単語を聞いたことがありませんか?

”同じ空間にいるけど子どもが一人で食べている状態”のことです。

言葉の通り、孤立した食事です。

保育学生時代に学んでいたはずなのに、母になってすっかり忘れていました。

子どもの食事について改めて考えるようになったとき、ふと「孤食」という言葉を思い出し…

気づいたら自分がまさにそれをやっていた、ということに強い衝撃を受けました。

それからはなるべく片付けや家事は後回しにして、同じタイミングで席について一緒に食べることを意識するようにしています。

また、子どもは大人の様子をよく見ています。

大好きなママが「おいしい〜!」と楽しそうに食べている姿を見せるだけで、「自分も食べてみようかな」という気持ちになりやすいです。

ママが使っているものを自分も使いたがる、あの感じと同じです♪

忙しい夕方にゆっくり一緒に食べるのが難しい日もありますが、できる日だけでもOK◎

家族で食卓を囲む時間が、「食べることって楽しい」という感覚を育ててくれます☺

対処法⑤ 保育士に「最近何が好きですか?」と聞いてみる

これ、意外と盲点なんですが…保育士は子どもの「食の好み」をよく知っています。

「最近、給食で何が人気でしたか?」

「うちの子、何だとよく食べますか?」

など一言聞いてみるだけで、家での献立のヒントがもらえることがあります。

保育士は毎日いろんなメニューの中から反応のよかったものやおかわりが多く出たメニューなどを把握しています。

わたしが勤めていた園でも、定期的に栄養士と各クラスの担任で給食に関するミーティングを行っていました。

人気だったメニューや逆に食いつきがイマイチだったメニューを共有し、その要因を話し合うためです。

保育士は遊びの場面だけでなく、食事の場面でも一人ひとりの姿をよく見ています。

気軽に聞いてもらえれば、ヒントになる話が聞けるかもしれません♪

先生を味方につけるのも、育児を楽にするコツのひとつですよ!

Q1. 食べない理由はわかりました。どれか一つだけ試すとしたら何がおすすめですか?

A. まず試してほしいのは対処法①おやつの時間見直し対処法④一緒に食べるの2つです。すぐに取り入れやすく効果を感じやすいものです。完璧にやらなくていいので、できる日だけでもOKです。

Q2. 「食べなさい」と叱ってしまっていました。子どもへの影響が心配です

A. 過去のことは気にしすぎなくて大丈夫です。これから少しずつ「食卓が楽しい場所」に変えていければOKです。今日から一緒に笑顔でごはんを食べることを意識してみてください。

Q3. 保育園では食べるのに家では食べない状態、いつまで続きますか?

A. 明確な時期は言えませんが、食の好みや食べる量は成長とともに少しずつ変化していきます。今の時期の「食べない」は一時的なことがほとんどです。焦らず食卓を楽しい場所に保ち続けることが、長い目で見て一番の近道ですよ。

まとめ|食べないのはママのせいじゃない

保育園では食べるのに家では食べてくれないのにはいくつか理由があります。

改めて整理すると…

  • お友達効果で「食べる空気」ができている
  • 午前中の運動量でしっかりお腹が空いている
  • ママへの甘えが出ている=愛着の証
  • 帰宅後のおやつでお腹がふくれている
  • 給食の工夫が食べやすさを引き出している

どれもママのせいでも、料理の腕のせいでもありません。

環境や時間帯、子どもの気持ちが複合的に重なった結果なんです。

そして対処法も、難しく考えすぎなくて大丈夫◎

  • おやつの時間をちょっと早める
  • 食器を一緒に選びに行く
  • 最初の盛り付けを少なめにする
  • 楽しそうに一緒に食べてみる
  • 保育士に一言聞いてみる

どれか一つでも「今日試してみようかな」と思えるものがあれば嬉しいです☺

育児に正解はないし、毎日完璧にできなくて当然です。

それでも我が子のために「どうしたらいいか」を考えている時間こそが、ママの愛情の証だと思いますよ!

悩んだときは保育士に気軽に相談してみてください。

先生たちはみんな、ママの味方です。

一人で抱え込まず、保育園と一緒に乗り越えていきましょう!

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