元保育士なのにしんどい・・・育児が想像以上に大変だった話【理想と現実】

育児のリアル

保育士時代に想像していた子育てと、実際にママになって直面した現実。
頭では保護者の大変さを理解しているつもりでしたが、実際に当事者になって初めて分かったことがたくさんありました。

このブログは元保育士ママの”みゅお”がリアルな日常を綴りながら、子育てで心に留めていることや我が家で実践してみてよかったものなどを中心に書き留めていくこそだてmemoです。

保育士目線×ママ目線を大事にしつつ、皆さんの子育てに少しでもお役に立ったり、疲れてきてしまったママがちょっとでもホッとできるような場所になれたりしたら嬉しいです。

「保育士だから大丈夫」? 理想と現実

「保育士なら子育ても安心だね」

保育士時代、そんなことを言われることがよくありました。それはもうたくさん。
保護者や友達、たまに会う親戚、さらには行きつけの美容院でも・・・。仕事の話になると大体、二言目にはこの言葉を言われました。

「そんなことないですよ~。保育園と家では子どもの姿も違うでしょうし・・・」

言葉ではそう返していましたが、保育士として駆け出しの頃のわたしは心の中で”そう”だと思っている部分がありました。

「保育士としてたくさんの子どもたちや保護者の方と日々関わって理解も深まっているはず。」(ドヤ)
「大人数の子どもたち相手に日々の生活を送っているし。」(ドヤッ)
「保育士としての経験と知識は、きっとママになってもどこかで役立つはず。」(ドヤッ!)

・・・甘いですね。角砂糖のように甘々ですね。保育士としてもかなり未熟者です。お恥ずかしい。そんなんで保護者理解を語るなという感じですね。
(この辺りの話は割愛しますが、保育士経験を重ねるうちにこの考えは改めました。大反省。)

でも、当時は「保育士だから大丈夫」と漫然と思うのと同時に、「保育士だから大丈夫」という言葉が一種の呪いのように感じている部分もありました。

保育士時代の子育て像

保育士として働いていた頃、2歳児クラスを担任していたときに個別懇談で一人のママがこんな相談をしてくれたことがあります。

保護者
保護者

先生、うちの子が夜ご飯の前にどうしてもおやつを食べたがってしまって・・・。
いけないとは分かっているんですが、ご飯の前におやつをあげてしまうんです。
どうしたらいいですか?

若かりし<br>みゅお
若かりし
みゅお

”だめだよ”という言葉だと、○○ちゃんもイヤイヤ期ということもあって受け入れることが難しいかもしれないですね。”ご飯を食べたらバナナ食べようね”など、好きな果物を引き合いに出して言い方を工夫してみるのも一つの手かもしれないです!

当時のわたしは家事+育児なんていう、とんでもハードモードな経験をしていない保育士歴2年。
先輩保育士の真似をしてこんなような回答をしたと思います。
たしかにイヤイヤ期という時期に”ダメ”という言葉は相性最悪。大癇癪必至。
保育士経験を積んだ数年後のわたしでも1つの案として提案したことでしょう。

当時、相談をしてくれたママはこの果物という”代替案を出す”ことを思いつかなかったとのことで、「なるほど!!その手があったんですね!」とその夜早速実践してくださったそう。次の日には「昨日の夜はなんとかおやつ食べずに頑張れて、晩御飯のあとにリンゴを食べました♪」と嬉しそうに報告してくれて、こちらまで嬉しくなったことを思い出します。

この例では、(気を遣って嬉しい報告をしてくれた可能性もあるので真相は分かりませんが)相談してくれたママさんも上手くいったとのことで成功体験として若い心に刻まれました。

しかし、保育士時代のわたしは知識はあってもママ未経験。子どもたちと毎日触れ合い、いろんな子を見てきたことで、”保育園と家庭では姿が違う”こと・”育児と保育は違って、そこに家事が加わる大変さ”を頭では理解しているけども、実際にそれがどれほどのものなのかは想像の範疇を越えませんでした。

元保育士ママの現実

さて、先ほど夕ご飯前におやつを食べたがる子への保育士時代の回答をお伝えしましたが、現在ママとなった我が家でも同じような状況になったことがあります。

フルタイムで仕事を終え、腹を空かせる我が子のため急いで夕ご飯の準備に取り掛かる。
するとおもちゃで遊んでいた我が子がこちらへ駆け寄ってきて一言。

「ママ、おやちゅたべる」

ついにきた・・・!
保育士時代の記憶が蘇りました。脳裏にあのやりとりが走馬灯のように駆け巡ります。
わたしは同じ相談をしてきてくれたママに【バナナという”代替案”を食後に提供する】という話をしました。しかし、この時ママとなって2年ちょっと。あの頃と違い、育児の経験を少し積んだわたしは『あの声掛けでいけるのか?!』と一瞬不安がよぎりました。でも、今はあの言葉を信じて投げかけるしかない・・・!

「今ご飯作ってるから、ご飯食べたら大好きなバナナ食べようか」

「ちがぁう!おやちゅがいい!!」

ですよね・・・!!
そんな気はしていましたよ。ワガママボディならぬワガママボーイの我が子がそんな一言で納得するとは思えませんでした。そこからスイッチの入ってしまったワガママボーイは、こちらが何を言っても『おやちゅがいい!!』の一点張り。
魔の2歳児の恐ろしさを身をもって知った瞬間でした。

こうしてわたしの保育士時代の成功体験が、一つ音を立てて崩れ落ちていったのです・・・。

保育と育児は似ているようで全然違う

母となってからは細切れ睡眠の毎日。熟睡できた記憶は遥か昔のよう。
それでもやらなきゃいけない子どものお世話。
危険は家中至る所にあって目は離せないし、家事もやらなきゃいけない。

育児と家事で目まぐるしい毎日に、少しずつ心が疲れていくのが分かりました。

”元保育士だから大丈夫”が頭から離れない

わたしは母乳の出があまり良くなく、離乳食が完了するまで母乳とミルクの混合で育てていました。
主人は朝が早く土曜日も仕事でほとんど不在。ただ(今も同じサイクルですが)残業がほぼなく帰宅は早いこと、日曜は年に数回の出勤以外は基本いるので、恵まれた方ではあると思います。

それでも生まれてすぐは3時間おきの授乳、ミルク、片付け、寝かしつけ、合間に家事。そして息つく間もなく次の授乳時間・・・本当に毎日が怒涛のように過ぎていきました。

そんな日々を送っていたある時。まだ小さな我が子(約7ヶ月頃)がどうしてもわたしでは泣き止まない時間帯がありました。

夜の20時~22時頃。

眠たくなってグズるのに、わたしが抱っこして寝かしつけをしても泣き止まない。

歌をうたっても、家中歩き回っても、音楽流しても、踊ってみても・・・わたしが持つ保育士時代の引き出しをフル活用しても泣き止まない。そして寝ない!!

だけど、パパが抱っこすると何もしていないのに泣き止むんです。

なぜですか・・・?

今日朝起きてからパパが帰ってくるまであなたの面倒を一人で見ていたのはわたしですが?
なぜあなたはわたしが何をしても泣き止まないのに、パパが抱っこした途端泣き止むんですか??
なぜお歌をうたってトントンするだけで眠るのですか???

わたしは保育士時代に培ってきた自信を完全に喪失。毎日この時間が来るのが苦痛で苦痛でたまりませんでした・・・。

何でうまくできないんだろう?
パパと何が違うの?
わたしの方がずっと一緒にいて面倒を見ているのに・・・・。

そんなことをぐるぐる考えてしまい、自分に対しても子どもに対してもモヤモヤとした負の感情ばかりが膨らんでいきました。

だけど、頭の片隅にはいつも”元保育士だから大丈夫”という言葉があって”保育士経験があるのにこんなことに悩んでいると思われたくない”という変なプライドまで生まれてしまい、誰にも相談が出来ずにいました。

育児をしていると不安の連続。

それを相談できない辛さ、でも自分一人ではどうしようもできないもどかしさ、葛藤、孤独感。
いろんな気持ちが入り混じって感情はぐちゃぐちゃ。

何でわたしよりパパなの”という暗い気持ちと変なプライドが邪魔をして、一緒に子育てをしていくはずのパパにも相談ができず一人布団の中で静かに涙を流す日も少なくありませんでした。

母親になるということ

保育士経験を通して得た子どもへの対応スキルは、保育士時代では確かに通用していたと思います。
でも我が子には通用しないこともたくさんあったし、知識はあっても我が子の前ではどうしても感情が揺れてしまいます。

・思う通りに生活を送れない
・家事の”やらなきゃ”が積み重なって余裕がなくなる
・毎日のタスクの多さに”わたしばっかり”という感情が生まれてしまう

保育士と母親の違いとはこういうものなのか。

身をもって感じました。
「今はこういう時期だよね」「こういう姿もあるものだよね」
保育士時代にはそう割り切れていたことも、いざ母親になってみると些細なことに感情が揺れるし、知っているからこそ不安になることも。

頭では分かっていたけど、改めて保育と育児は同じベクトルで考えてはいけないなと心に刻みました・・・。

同じように悩んでいるママへ

わたしは保育士としての経験を積んでからママとなりました。

その知識と経験はたしかにわたしの助けにはなっていますが、それでもいろんなことに悩み、葛藤し、反省する毎日です。

うまくいかない日も、ちゃんと母親

思い通りにいかない日があると、

「今日も怒ってしまった」

「もっとこうしてあげればよかった」

と反省ばかりしてしまいますよね。

でも、うまくいかない日があるからと言って決して”ダメな母親”なんかじゃないです。
怒って、悩んで、時には泣いて、そうやって子どもと向き合っているのは子どものことを想っている証拠。

わたし自身まだまだ余裕がなくて、うまくできないことばかりで反省の毎日です。
まだ”元保育士だから大丈夫”の呪いは完全には解けていませんが、それでも子どもと一緒に少しづつ母親として成長していけたらいいなと思うことができるようになってきました。

がんばりすぎなくても大丈夫

日々の育児や生活に追われていると、どうしても肩に力が入りがちですよね。

「ちゃんとしなきゃ」

「みんなはちゃんとやってるからわたしもがんばらなきゃ」

そんな風に思ってしまう気持ちよく分かります・・・!

でも、完璧じゃなくていいし、誰かと比べたりしなくてもいい
だってその人と自分とでは置かれている状況、子どもや自分の性格、生活スタイル、何もかもが全然違うんです。

自分が誰かのことを”あの人はがんばってる”と思うように、自分も誰かから”あの人がんばってるな”ってきっと思われています。

自分の子だからこそ可愛くて、愛おしくて、だけど同時にしんどくて苦しくて余裕がなくなる。
だけどそれでいいような気がしています。
わたしはそうやって子どもと向き合うことで、子どもと一緒に成長していきたいなと思います。

このブログも「こうしたら正解」を教える場所じゃなくて、読んでくださるみなさんが「自分だけじゃないんだ」とホッとできて、同じ目線で一緒に成長していけるような場所でありたいです。

次回、”【魔の2歳児】攻略法!?ごはん前のおやつ問題”をテーマにお話ししていきたいと思っています♪

興味がありましたら是非立ち寄ってみてくださいね!

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